福山雅治主演の日曜劇場(TBS日曜夜9時)
集団左遷! 2話あらすじとネタバレです。
片岡(福山雅治)は、半年でノルマ達成を目指す旨を伝えると社員に猛反発された。
なぜなら蒲田支店の業績を考えると不可能な数字だからだ。
片岡に具体的な策は無く、「頑張ろう」と社員を鼓舞するが、士気は上がらない。
圧倒的に不利な状況の蒲田支店はまさに泥舟のようだった。
横溝(迫田孝也)は町田エネラルの融資の案件を持ち帰るが、羽田支店に横取りされてしまう。
本部の指示であることが発覚し、片岡は支店統括部の宿利(酒向芳)へ詰め寄る。
宿利は、「横山(三上博史)のリストラ計画は絶対。謝るなら協力する。」と言った。
さらに、横山に「どちらが正しいんですかね?三友銀行の未来を考える私と、
自分たちのためだけに頑張る君と」と言われる始末。
帰店し、町田エネラルの融資の件はだめだったことを伝える。
支店の空気は重い。真山(香川照之)が、町田エネラルの融資を羽田支店から取り返せなかったら本部に謝る事を提案。
片岡は仕方なく承諾した。
町田エネラルの件で落ち込んだ横溝は、休暇を取得していた。
「頑張るだけではだめ」と片岡は策を練るのだった。
町田エネラルの資料を読み返していると、やりたい事業があると町田(市川猿之助)が言ったことを思い出す。
町田の昔からの夢、太陽光発電事業だった。
だが、太陽光発電をするためには広大な土地が必要だ。
片岡は条件に見合う土地を探せたら、融資の件を考え直して欲しいと言うが、断られてしまう。
片岡は蒲田支店存続のため、土地を探すことに。
だが、蒲田支店が土地を探していることを、何故か横山は知っていたのだった。
片岡は、真山がお客さんのために土地を探した経験がある事を知り、不動産会社を教えて欲しいと伝える。
しかし、真山は「それはお客さんのためなのか?お客さんに無駄な借金を背負わせるだけでは?」と一蹴する。
休暇前、人事部に異動の相談のメールを送っていた横溝だが、返事に送られてきたのは「希望退職者の説明会」の案内。
横溝は、勝手に人事異動の相談をしたことを片岡に謝り、「一緒に頑張らせて下さい」と嘆願する。
土地の下見に来た際、たまたま地元の農家に「使っていない土地がある」と紹介してもらえることに。
だが、真山の「お客さんのためなのか?」という言葉が片岡の頭から離れなかった。
片岡は、本当に町田エネラルのためになるのか、思案に暮れていた。
後日、片岡は町田に土地を紹介。町田エネラルの負担にならない好条件を提示。
融資の件も羽田支店と進めてほしいと告げる。
片岡は「数字ばかり気にしてしまうが、頑張っているお客さんがいるから頑張れる。」と町田に伝えた。
町田は、自分のためを思って動いてくれた片岡たちの人柄に胸をうたれ、蒲田支店での融資を決めるのだった。
片岡が先頭に立って頑張る様子を見て部下の意識も変化が見られた。
社員は営業活動を進め業績を挙げていく。
さらには渋っていた真山も、得意先の資料を持ち出し、電話をかける。泥舟が進み始めた。
しかしその時、蒲田支店に横山が現れたのだった。
感想
蒲田支店がある地域は、シャッター街の描写から、廃れている様子が伺えます。
新規開拓が難しい中、片岡が先頭に立ち、営業をかけていく様子は見ていて爽快です。
初めは「頑張る」の一点張りで頼りない印象だった片岡も、具体的な思案を重ね、実績を挙げていきます。
「部下に頑張っている背中を見せる」ことで、だんだん社員の士気が上がっていく構図は、
上司のあるべき姿であるとしみじみ感じました。
今回の話では、蒲田支店内に「スパイ」がいる事がはっきりと描かれています。
支店内の誰が横山と繋がっているのかを推理しながら見ていきたいです。