福山雅治主演の日曜劇場(TBS日曜夜9時)
「集団左遷!!」の第1話のあらすじとネタバレです。
大手メガバンクの三友銀行に勤める片岡洋(福山雅治)は、
目の前の仕事をがむしゃらに頑張り続けてきた普通のサラリーマンだ。
ある日、支店長へ昇格。しかし、配属先はいわくつきの蒲田支店だった。
さらに、片岡は到底達成できないノルマを課せられる。
しかし、常務取締役の横山輝生(三上博史)から
「蒲田支店は廃店が決まっているからノルマは頑張らなくていい。
無事廃店になれば支店長の身は本部が保証する」と告げられた。
三友銀行が生き残るための、大幅なリストラと支店の統廃合によるコスト削減が狙いだと言う。
片岡の、支店長としての出勤初日。
朝礼中、大口取引先の社長が居なくなったとの連絡が担当者の平正樹(井之脇海)から入る。
融資額は5000万円。片岡はすぐに融資先の会社へ向かう。
しかし、横山の「頑張らなくていい」という言葉が脳裏によぎる。
そんな中、副支店長の真山徹(香川照之)から、近日、臨店(融資状況の検査)が入るとの連絡が。
のんびりと臨店の準備を進める支店社員、
さらには真山も「頑張らなくていいんじゃないか」と貸付金の回収もせずに早々に帰る始末。
同期の梅原尊(尾美としのり)から電話で、片岡は蒲田支店に臨店が入ることを告げる。
梅原は「臨店は支店長の評価に繋がるから乗り切らなきゃ」と。
片岡はそれに納得し、臨店に備えて「頑張る」ことにしたのだ。
平と協力し、融資先からの貸付金も無事回収。
万全の態勢で臨店に臨める状態だ。
しかし、検査部次長の鮫島正義(小手伸也)から「鶴田工房に関する融資書類がない」と指摘が入る。
書類を抜き取ったのは担当者の滝川晃司(神木隆之介)だった。
飄々としていて、一見やる気がなさそうな滝川。
しかし、滝川が異動して初めて担当した鶴田工房には特別な思い入れがあった。
鶴田工房は、技術力はあるが社長の怪我により生産が止まり、
一度だけ貸付金の支払いが遅れたことがあった。
そのことを受けて、貸付金を回収するように鮫島は滝川に伝える。
しかし、小さな町工場の鶴田工房は、「回収イコール倒産」を意味する。
滝川はどうにか融資を続けられるよう、「頑張る」のだった。
支店での会議で、片岡がノルマを告げると、
真山はまたしても「頑張らなくていいんじゃないか」と言う。
真山は、蒲田支店が廃店になること、支店社員はリストラされることを知っていた。
その上で、「本部の言うことを聞いて、支店長は自分たちの出向先のフォローを頑張ってほしい」と片岡に告げた。
片岡は、本部からの「頑張らなくていい」という圧力と、
若い職員の「頑張り」の狭間で揺れていた。上と下、どちらを大事にするか葛藤していた。
横山は、廃店候補に挙がっている支店の支店長を集め、食事会を開く。
そこで片岡は、狙いすましたかのような臨店、鶴田工房の融資について、
横山が絡んでいたことを知る。
片岡は、「頑張るなと言われたからといって、頑張らないなんて出来ない」
「半年でノルマ達成したら蒲田支店を廃店にしないで欲しい」と、
横山に直談判するのだった。
感想
日曜劇場で銀行員、といえば「半沢直樹」をイメージする人も多いと思います。
しかし、福山雅治さんの不器用で人間味溢れる役柄、
少しコミカルな演技は、「半沢直樹」とは違った雰囲気があり、
視聴者を惹きつけるものがあります。
「銀行に勤めていたら安泰」という時代は過ぎ、銀行も変化を求められる時代。
しかし、どんな時代も会社を支えているのは一生懸命働くサラリーマンです。
視聴者は、がむしゃらに頑張る片岡に感情移入できること間違いなしです。
1話の最後で横山が電話をかけていた相手が誰なのか、2話以降も気になる展開です。