障害者19人殺害事件/松村聖被告に死刑判決/弁護士「責任能力あった」と認める

 

2016年7月26日神奈川県相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で45人が殺傷された事件の裁判が2020年3月16日におこなわれました。

横浜地裁は、植松聖被告に対して死刑を言い渡しました。

 

これまでの裁判検察側「刑事責任能力あり」

 

植松聖被告は相模原市の知的障害者施設津久井やまゆり園で入所者19人を殺害26人に重軽傷を負わせたなどの罪に問われています。

これまでの裁判で検察側は、植松被告には「十分な責任能力があった。19人もの命を奪った結果はほかの事例と比較できないほど重大だ。」と主張し、

 

一方植松聖の弁護側は「大麻の長期常用によって、病的で異常な思考が生まれた心神喪失の状態にあり、無罪が言い渡されるべきだ。」と主張していました。

植松聖被告は、今月1月の JNN の面会取材に対し「死刑を望んではいない。」などと話、一方で「控訴についてはありえない。」と断言しています。

 

障害者施設津久井やまゆり園19人殺害事件3月16日裁判の詳細

 

相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」の元職員、植松聖 被告(男性・30歳)は、

平成28年7月、知的障碍者19人を殺害し、26人に重軽傷を負わせたなどの罪に問われました。

横浜地方裁判所で2020年1月から16回にわたって開かれた裁判員裁判では植松聖被告の責任能力の有無が争点となりました。

 

知的障碍者19人の殺害、26人に重軽傷を負わせたことを認める

 

植松聖被告が、障害者施設「津久井やまゆり園」に侵入し、知的障碍者19人を刃物で刺すなどして殺害し、施設の職員2人を含む計26人に重軽傷を負わせたことを認めました。

 

刑事責任能力があったと認める

 

唯一の争点だった「責任能力の有無」について、「職員の少ない時間帯に実行するなど、犯行は計画的に行われていた。

として、事件当時、植松聖被告に責任能力があったと認めました

また、植松聖被告が「自己愛性パーソナリティ障害」と診断されたこともあり、「責任能力があった。」とした。

 

弁護側医師の主張「採用できない」

 

裁判長は「大麻の使用が犯行に与えた影響を低く評価すべきではない。」などとし、植松聖被告の精神状態の分析をした医師の意見については「採用できない。」としました。

 

裁判長「殺害動機は到底認められないが理解は可能」と指摘

 

裁判長は「被告は『意思疎通できない知的障害者は不幸であり、殺害すれば賛同が得られる』と考えた。」としたうえで、殺害動機の過程については「到底、認められないが、理解は可能。」と指摘しました。

 

殺害動機は勤務から生れた思考

 

殺害動機は「病的な思考障害によるものではなく、知的障害者施設での勤務から生まれたもの。」と指摘しました。

 

死刑判決

計画的かつ強烈な殺意に貫かれた犯行で、19人もの命を奪った結果はほかの事例と比較できないほどはなはだしく重大だ。遺族のしゅん烈な処罰感情は当然で、死刑をもって臨むほかない。」と指摘し、検察の求刑どおり被告に死刑を言い渡しました。

 

法廷での植松聖被告

 

植松聖被告は白いシャツに黒のスーツを着て、裁判長をじっと見たまま、言い渡しを聞いていました。

 

植松聖被告「最後に一つだけ…」

 

裁判長が死刑を言い渡した後、植松聖被告は証言台の前で手を上げて、「すみません。最後に一つだけいいですか?」と申し出ましたが、発言が認めれることはありませんでした。

 

閉廷 

 

裁判は午後2時15分ごろに閉廷しました。

 

控訴の手続き取らず

 

植松聖被告の弁護士は、報道陣の「控訴の意向」などの質問に対し、無言のまま裁判所をあとにしました。

横浜地方裁判所によりますと16日は控訴の手続きは取られなかったということです。

 

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