リッチマン、プアウーマン 11話 レビュー【ネタバレ注意】

ネクストイノベーションに来客として戻ってきた日向徹に山上芳行は、わかってますよ。こんな死にかけの会社に戻ってくれなんて頼む方がおかしい。と言った。
日向徹は、無言で白く塗りつぶされた思い出の壁を見た。

一方エステル製薬では、夏井真琴の勤務地が決定した。ブラジル、リオデジャネイロの合同開発室に決まった。

日向徹がネクストイノベーションから出ると朝比奈耀子が駆け寄った。そして日向徹は、朝比奈、昨日もあってくれなかったよ。と寂しそうな表情を見せる。
朝比奈耀子も、私も会えてない。弁護士さんの話だと実刑になるだろうって。2年くらい。夏井さんにはあってるの?僕の会いたい人は君だって言ったんでしょう?と尋ねた。
日向徹は、言えなかった。と答えた。

夏井真琴はワんダーヴォールに荷物を取りに来た。ワンダーヴォールでは、 安岡倫哉が社長になっていた。
夏井真琴は、安岡に事務所の鍵を返したが、持っていてよ。ここはもともと日向さんと夏井さんの会社なんだから。と返された。

プログラマーの細木が、そろそろ日向さんの会見だ。とみんなをテレビの前に集めた。
記者会見で日向徹は、ネクストイノベーションの代表取締役に復帰した、日向徹です。具体的な再建策はこれから探っていきます。今言えることは、ネクストイノベーションを存続させる、それだけです。と会見を終えた。

一方朝比奈は、夕刊を見て驚いた。
日向徹がネクストイノベーションの代表取締役に復帰と夕刊の一面になっていた。
朝比奈恒介は、あいつ何やっているんだ。と吐いた。

一方夏井真琴は荷物を持ってネクストイノベーションのビルの前まで来ていた。
会っちゃったらどうしよう。と急いで帰ろうとする夏井真琴の前に偶然日向徹が現れた。
夏井真琴は、勤務地決まりました。ブラジルのリオデジャネイロです。地球の裏側です。笑っちゃいますよね。と告げた。
日向徹は、なんだそれ。笑えない。行くのか?と尋ねた。
夏井真琴は、行くに決まってるじゃないですか。陰ながら応援しています。じゃぁどこかで。と、立ち去ろうとする。
日向徹は、どこかでってなんだ。なんだその態度は。一流企業に就職が決まった途端それか。お前の仕事はそんなところに行ってまでする価値のある仕事か。毎日標本眺めて記録する、単純作業じゃないか。と引き止めた。
夏井真琴はは、いいっすね、クリエイティブなお仕事で。パッと思いついたことをチャーっとやって、何億円。だから、新聞に鬱散くさいって書かれるんですよ。と反発した。
日向徹は、これは僕にしかできない仕事だ。お前のやっていることなんて誰にでもできるじゃないか。反論した。
夏井真琴は、誰にでもできますよ、だから呼ばれたんですよ。でもやります。これが私の仕事だから。ブラジルでもどこでもいきますよ!と言い返すと、立ち去った。

一方朝比奈恒介は、新聞を読みあさっていた。その光景を見た刑務官が、そんなにきになるなら本人な聞いてみろよ。と告げた。

朝比奈恒介は、これまで面会を拒み続けていたが、日向徹の面会に応じた。

朝比奈恒介は、ネクストイノベーションを捨てろ。と告げると足早に去ろうとした。
日向徹は、ネクストイノベーションは、絶対に無くさない。だから、帰ってこい。
と告げた。
すると朝比奈恒介は、徹、本当にすまなかった。と土下座で謝罪した。

その夜日向徹は、夏井真琴はに電話をかけ、人の仕事をバカにしてすまなかった。と謝罪した。そして、朝比奈に会えたことを報告した。
夏井真琴は、部屋にいるんですか?あれから全然立っていないのに懐かしく感じます。と尋ねた。
日向徹は、来てみないか?朝までいるし。ずっといるから!と誘った。
夏井真琴は、じゃぁ仕事が終わったら。と電話を切った。

結局夏井真琴はネクストイノベーションには行かなかった。

少し立って、夏井真琴は日向徹に、会いたくないんです。と電話をかけた。
日向徹は、一生会わないつもりか?と尋ねた。
夏井真琴は、違うんです。日向さんのことが好きすぎて辛いんです。だからもう会いません。さようなら。と言うと電話を切り、ホーム画面の2ショットの写真を削除した。

日向徹は、朝比奈恒介に、好きすぎて辛いってなんだ?と、質問した。
朝比奈恒介は、呆れて、夏井さんか。お前に教えられることは一つだけあるな。好きすぎて辛いというのは、お前の気持ちが知りたいということだ。と教えた。
日向徹は、いや、会いたくないと言っているんだ。もう会わないって。と反論した。
朝比奈恒介は、そこから先は自分で考えろ。と告げ、去り際に、会社どうなった?と尋ねた。
日向徹は、大丈夫だ。いいこと思いついたんだ。と笑ってみせた。
朝比奈恒介は、そっちはそんなに簡単かよ。と、呆れて笑った。

日向徹は、jiテックの役員会議室で、頭を下げ、パーソナルファイルを作らせてほしい。と言った。権利も利益も報酬も全て放棄します。そのかわり賠償金を減額してください。と告げた。
役員達は、減額しても、資産ゼロでどうやってパーソナルファイルを作るんだ?と尋ねた。
日向徹は、jiテックさんから借ります。いや、めんどくさいな。50億ください。と強気に言った。
役員達は、ふざけるな。と言った。
日向徹は、悪い話じゃないと思いますよ。100年規模の事業が手に入る。
パーソナルファイルは、完成すればこの国の人々の基盤になる。インフラになるんですよ。一度、人々の生活に浸透して仕舞えば永遠に使われる。jiテックが新しいインフラを作り出すんですよ。たったの50億で。と告げた。
jiテックの社長は、面白いこと言いますね。しかし、なんの実績もなく50億は出せません。パーソナルファイルの運用実験が成功したら正式に開発費として50億出しましょう。ただ、1週間でできますか?と尋ねた。
日向徹は、3日でできる。嘘です。2週間もらえますか?と答えた。

2週間では到底時間が足りず、ネクストイノベーション内ではばたついていた。
その時、安岡倫哉らが、機材お持ちやってきた。細木は、パーソナルファイルとなればキャリアと思入れが違います。と手伝いをかってでた。

日向徹は安岡倫也に、鬱散くさい。信用できない。と言われている会社で僕は一体何をやったらいいんだ?アイティとは人々の生活を豊かにできる。僕らの仕事は大切な人を思うことから始まるんだ。君たちにもそういう人がいるだろう?だったらその人のために作ろう!ここで。と告げ、
白く塗りつぶされた壁に、next innovationと書き、次なる確信はかなみ達の中にある。と言った。

一方朝比奈恒介は、朝比奈耀子の面会に応じた。朝比奈耀子は久しぶりの兄との再会に涙した。
それを見た朝比奈恒介は、泣くなよ。俺の顔お見てみろよ。ホッとしているんだ、
周囲の期待に答えず付けるのがきつかった。ごめんな?がっかりさせて。と告げた。
朝比奈耀子は、何言ってるの。ほんとムカつく。もっと好きになった。と伝えた。

夏井真琴は引越しの作業をしていた。
親友の小野遥香は、日向さんはどうするの?会えばいいじゃん。と呆れたが、夏井真琴は、会ったらブラジルなんて行きたくないって言っちゃう。と答えた。

ある日、パーソナルファイルの作成に成功した日向徹は、JIテックとパーソナルファイル開発の契約を結び、JIテックから開発費50億円を受け取った。

契約を終えた後、日向徹は、JIテックの社長から、奇跡を起こせ。と鼓舞した。
日向徹は、深く頭を下げた。

日向徹は朝比奈恒介に面会し、JIテックとの契約の報告をした。
朝比奈恒介は、そうか。やったな!お前、なんかふつうになったな。と驚くと、日向徹は、久しぶりに朝比奈に褒められた。と喜び、そうだな、普通だな。意外と僕は今の僕を気に入っている。あいつが変えてくれたから。と答えた。

その日、ネクストイノベーションでは、祝賀会が行われた。
朝比奈耀子は、レストランの2番手となっり、乃木勇太がトップとなっていた。
朝比奈耀子は、優秀なナンバー2がいる店は繁盛するのよ。と笑った。

祝賀会が進み社長の挨拶が始まった。
日向徹は前に立つとワインを飲み干し、社員全員の名前をフルネームで言ってみせた。
そして、君たちのお陰でいい人になれた。
僕は君たちのことを忘れない。と告げ深く頭を下げた。
そして、楽しすぎるあまり酔いつぶれて倒れてしまった。

目を覚ますと、安岡が電話で、夏井さん今ワンダーフォールにいるんですか?僕たちは、ネクストイノベーションにいます。写真たて?ちょっとこっちにはないんだよね。そっちの荷物を隅々まで探してよ。見つかるまで。朝まで。
と話し終えると、安岡は日向徹に写真たてとジャケットを渡した。
日向徹は走ってネクストイノベーションを出ると、ワンダーフォールに向かった。

一方夏井真琴は、ワンダーフォールで写真たてを探していた。
しかしみつからず、忘れろってことかな。と呟いた。

日向徹が汗だくになりワンダーフォールに到着した頃にはもう夏井真琴はいなかった。急いで夏井真琴が住んでいたアパートに向かうが部屋のドアには入居者募集の張り紙がされていた。
電話をかけるが留守電電話サービスにつながりでない。
日向徹は、今度会ったら体にICチップを入れてGPSで追跡してやる!と言って駆け出した。

一方安岡倫哉はネクストイノベーションの社員に、夏井さんがもうすぐブラジルにいっちゃいます。空港時間大至急調べてください。日向社長がもう夏井さんに会えなくなっちゃうんですよ!と伝えた。
するとネクストイノベーションの社員たちは、一斉にSNSなどで検索をかけ探し始めた。

するとSNSで夏井真琴と一緒にいる人のつぶやきがヒットし、成田空港にいることが判明した。

夏井真琴が出発ゲートに向かうと後ろから、俺の電話には必ず出るんじゃなかったのか!と日向徹が怒って夏井真琴を呼び止めた。
日向徹の姿を見ると夏井真琴は、走って逃げた。
日向徹は、なんで逃げるんだ!なんで何も言わずに行くんだ!と叫んだ。
やっと立ち止まった夏井真琴に日向徹は、写真たてを渡した。そして、お前にいいたいことがあったんだ。ネクストイノベーションがとりあえず生き残った。あと、社員の名前全員フルネームで言えた。と伝えた。
夏井真琴は満面の笑みで、完璧です。と告げた。
日向徹は、好き過ぎて辛いってなんだ。僕には分からない。なんで辛くなる。好きなら側にいろ。辛くても離れるな。と告げた。
夏井真琴は、分からない?なにそれ。人にはあーしろこーしろ言うのに。自分は全然言わない。こっちの気持ち分からないって。バカ!日向さんは馬鹿です!。と伝えるとその場を立ち去ろうとした。

日向徹は、じゃぁ、こう言えばいいか?お前のことが好きだ。これでいいか?と告白した。夏井真琴は、じゃぁってなんですか!気持ちこもってないです。と怒る。
すると日向徹はジャケットを着ると、夏井真琴。僕はお前のことが好きだ。だから、僕のそばにいろ。と改まって告げた。

夏井真琴は、でもブラジル行かなきゃ。と答えると日向徹は、ブラジルにも行け。と告げた。
夏井真琴は、ブラジルって知ってますよね?18590キロ離れてるんですよ。とあたふたする。

日向徹は、夏井真琴を引き寄せキスをする。そして、地球の裏側?それがなんだ。そんなものは僕がどうにかする。お前は僕の仕事がわかってない。18590キロ?関係ない。まるで隣にいるように、顔が見える。声が聞ける。一緒に笑えるようにしてやる。それが僕の仕事だ。そんな距離無くしてやる。だから、お前は行け。と送り出し、もう一度キスをした。

それから1年9ヶ月後、朝比奈恒介がネクストイノベーションに戻ってきた。そして、社員たちに深く頭を下げた。
日向徹が朝比奈恒介に、マジックを手渡した。
朝比奈恒介は、俺たちならできる!!と書書き、どうかな?と尋ねた。
日向徹は、拳を出した。朝比奈恒介もその拳に自分の拳を合わせた。

ネクストイノベーションの壁には安岡と の結婚写真が飾られていた。

ある日、日向徹は夏井真琴と通話をしていた。
日向徹が、うるさい切るぞ。と言い通話を切った。すると後ろから、ちょっと勝手に切らないでよ。と声がした。踊りき振り返るとそこには夏井真琴がいた。
そして日向徹は笑顔で、お帰り。と告げた。
夏井真琴は、ただいま!とつげるとだきついた。

社員たちが2人の周りに集まり、記念写真を撮った。

ある日日向徹は、ネクストイノベーションのみんなが集まった集合写真を額に入れ飾り
悪くない。と呟くと笑った。

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