わたし、定時で帰ります。5話 あらすじ【ネタバレ】

定時で帰る!残業ゼロ!吉高由里子が主演のTBS火10ドラマ

「わたし、定時で帰ります。」の第5話のあらすじとネタバレです。

 

 

東山結衣(吉高由理子)と婚約者の諏訪巧(中丸雄一)は東山の実家に挨拶にきていた。

東山の父親は仕事人間で全然家に帰って来なかった。

その為、父親の写真を遺影にして部屋に飾っていた。

「私が小さい頃お父さんの顔忘れないようにってお母さんがTVのある部屋に置いてあったの」

「遺影って早く準備すると長生きするっていうでしょ?」

 

種田晃太郎(向井理)は休日にも関わらず、会社にいた。

 

東山の父親は仕事人間同士の種田のことを気に入っていた。

種田が顔合わせをすっぽかした時も庇っていた。

「プライベートを大事にする男か」

「お父さんが働いてた時代とは違うから」

「俺だって家族がいるから仕事頑張ったんだ」

 

次の日、東山が出社すると、種田が他の部署の人からお礼を言われていた。

夜中に東山達が管理しているサイトのサーバーがダウンしたのを、

日曜の夜にたまたま会社にいた種田が対応したのだった。

「たまたま?日曜の夜に?」東山は信じられなかった。

 

東山は徹夜の種田に帰って休むことを勧めた。

種田は打ち合わせがあるからと断わった。

吾妻徹(柄本時生)は生活を改善しようと頑張っていた。

「最近は会社に泊まってないみたいだな。自分なりに息抜きの方法を見つけたり、

前より周りとよく話すようになった。これで仕事のペースも上がればね」

「徐々にでいいんじゃないですか?人間そんなに急には変われないですよ」

 

部長の福永清次(ユースケ・サンタマリア)は

東山に種田の代わりにクライアントのランダーの打ち合わせに行くように言った。

その打ち合わせには、今までいた部長が居なくなり、別の人が来ていた。

「小島部長は?」「部長はこの案件から外れました」突然のことだった。

クライアントはやり直しを要求してきた。

「うちの社長がこれじゃピンと来ないといってるんですよ。そもそも方向性が違うんじゃないかってね」

「方向性が違う?あえてこの方向性でチャレンジするということでしたよね?」

「それはそうなんだけどね」

「具体的にどういう修正をご希望でしょうか?」

「ピンと来ないんですよね」クライアントは曖昧な返事だったが、桜宮もそれに同意した。

桜宮は明後日までにやり直してくれというクライアントの要求を快諾してしまった。

 

吾妻と部長の代わりに来た日下は、同じTAMIYAのマークを持ったグッズを見て仲間だと思った。

「吾妻さん、それ」「あっ、よろしくお願いします」2人は微笑みあった。

 

その頃、桜宮はランダーのクライアント達と仲よさそうに話していた。

会社に戻った東山たちは、クライアントの曖昧な要望に頭を悩ませていた。

「このCMが炎上した後でもこの会社の意識は変わってないんじゃないかな」

「うちのプレゼンにのってくれてた部長と専務がいきなりいなくなってました、怖くないスか?」

福永は絶対にクライアントとの契約を逃すなと追い討ちをかけてきた。

20thサイトの企画が成功したら次の仕事も任せてもらえるかもしれないし、

ベーシックオンの仕事を根こそぎかっさらう感じでお願い!」

そんな中、桜宮はランダーのクライアントと個人的にも連絡を取っていた。

 

東山は今日も定時であがり、いつもの店で飲んでいた。

そこでは常連客たちがハラスメントのボーダーラインについての話で盛り上がっていた。

「あれがダメ、これがダメっていわれたら何話していいのかわからないよね」

 

次の日、東山の元にクライアント達と飲みに行ったという桜宮が新しいデザインを持ってきた。

「一人でいって来たの?」

「いろいろ意見聞いてきたんで、今度は納得してもらえると思います」

「大丈夫?無理してない?」

「私、飲み会好きなんですよ」桜宮は1人で夜中の2時までクライアントたちと飲んでいた。

 

東山たちは桜宮は誘われると断われないのではないかと心配していた。

「よく飲めますよね、あんなマウンティングおじさん達と」

「桜宮さんが嫌じゃなければそれでいいんだけど、相手が相手なだけに心配」

吾妻もその会話を聞きながら心配そうな顔をしていた。

 

種田と東山は急遽2人でクライアントの元に行くことになった。

それを聞いた桜宮は困惑していた。吾妻もそれを心配そうに見ていた。

クライアントとの打ち合わせが済んだ後、種田はこう切り出した。

「実は今朝、うちの人事に匿名の電話がありました。御社のWEB担当者のどなたかが、

弊社の女性にセクハラをしているという訴えでした」

「昨日桜宮とご一緒されましたか?」

「飲みましたよ、ずいぶん盛り上がりました」

クライアントは自分達から誘ったのではなく、

桜宮から誘ってきたのだとLINEでのやり取りや飲み会の動画も見せてきた。

「本人もこんなに楽しんでるんですから」

東山はクライアントにも桜宮にも腹が立っていた。しかし種田は冷静だった。

 

次の日、東山は桜宮に聞いてみた。

「あの人達の飲み会ってちょっと変じゃない?ほんとにあれが楽しい?」

「どこまでならやっていいですか?基本、相手に気を持たせるレベルで止めてます。

相手がこっちの要求を飲むようになってくれれば、仕事も効率よく進みますよね?

人には人の働き方がある。東山さんならわかってくれますよね?」東山は桜宮の返答に困惑が隠せなかった。

 

福永と種田と桜宮はお昼を一緒に食べていた。

福永は何度かクライアントの飲み会に桜宮を連れて行っていた。

「向こうがね、桜宮さん連れてこいっていうから」それを聞いた種田はため息をついた。

「ほんと、頼むね。女性ならではの役割ってあると思うんだよ。平等平等、権利権利。

かえって差別なんじゃないかと思うんだよね、僕は。

プライベートでクライアントさんたちと飲むのはいいと思うよ。それは桜宮さんの自由でしょ?

どんどん飲んでこ!」種田が支払いを済ませていう間にも、福永は桜宮にそう、けしかけていた。

 

その日の帰り、桜宮と吾妻はコーヒーの話をしながら一緒に帰っていた。

「じゃあ、今からいく?」そう、吾妻が誘った時、桜宮の携帯が鳴った。

クライアントからの誘いの電話だった。「一人でいくの?」

「心配しないでください。飲み会とかじゃなくて一緒にランニングしようっていうお誘いです。

コーヒーはまた今度」吾妻は心配していた。

桜宮がクライアントとの約束の場にいくと、

商品モニターの子が来れなくなったから新商品の露出度の高いウェアを着てほしいと頼まれた。

「いいよ、嫌だったらやらなくても、全然」桜宮は困惑していた。

 

その頃、東山は諏訪とクライアントについて愚痴っていた。

「本当は桜宮さんも定時で仕事スパッと終わらせて帰りたいんですって言ってたよ。

でも、頼まれるとつい引き受けちゃうんだってさ。

次こそは断わろうと思うんだけど、なかなか断われないんだってさ」

 

次の日、吾妻が東山に話をしたいといってきた。

東山が吾妻についていくと、そこにいたのはクライアント先の日下だった。

東山は日下からある動画を見せられた。

そこには露出度の高いウェアを着て一緒に走らされる桜宮の姿が映っていた。

「これ、仕事じゃないですよね!どっからどう見てもセクハラですよね?なんで止めないんですか?」

「僕には、スポーツの実績がないので、社内では発言権がありません」

「弊社の人事に知らせてくださったのも日下さんですか?」

「それは、僕じゃありません。僕と同じように思ってる社員は他にもいると思います。

僕が入社した頃はまだ、体罰が横行していました。営業成績の悪い社員に回し蹴りしたり」

「まともな社員がやることか?」東山は頭にきていた。

「こんなの理不尽すぎる。人を馬鹿にしすぎです。

目の前で人が傷つけられてるのに何も行動を起こさないなんて。

桜宮の為に行動してくださってありがとうございます」

東山は桜宮に動画のことを聞いてみた。動画を撮り終わった後、日下は桜宮に謝っていた。

「こんなことさせてごめんね」

「そう思うなら止めてくれればいいのに。逆らえないんですね」

「桜宮さんも逆らえなかったんだよね?」桜宮はまだ自分の非を認めなかった。

「私断わらないキャラだと思われてるので」

「桜宮さんが一人で我慢することじゃないよ。

あいつら桜宮さんのこと仕事相手として見てないよね?そういうの嫌だよ、私は」

東山は福永と種田にも桜宮の動画を見せた。福永は穏便に済ませようと言い、

種田はこの件を自分に預からせてほしいと言った。「打ち合わせまでにはどうするか連絡する」

そういうと種田はどこかにいってしまった。

「冷静に仕事の話をする自信がありません」東山は怒りが頂点に達していた。

 

東山は愁(桜田通)にクライアント先のパワハラ、セクハラについて調べてほしいとLINEした。

打ち合わせにいく時間になっても種田は戻ってこなかった。

東山は殴りこみにいく様な形相だった。「怒りオーラ出てますよ。何があったんですか」

「来栖くんさぁ、もし私が殴られそうな雰囲気になったら動画撮ってくれる?」来栖は困惑していた。

クライアント先は修正案も気に入らないといってきた。東山は企画案の確認と共に切り出した。

「うちのチームのメンバーにセクハラ・パワハラをしないでください」

「だからさ、何であなたにそんなこと言われなきゃならないのかなー」

「桜宮はうちの大事なメンバーです。二度と便利に扱わないでくれませんか。

桜宮だけじゃなく、男にも女にも誰に対しても」

クライアントは机を叩いた。「お前さ、口の聞き方気をつけろよ」

険悪な雰囲気になった時、種田が遅れてやってきた。「部下が失礼しました」

種田は頭を下げながらパソコンの影になった左手でそこに貼ってあった付箋をみるよう東山に促した。

そこには「そのまま続行。先方を怒らせていいから言いたいことは俺に」と書かれていた。

それを見た東山は続けた「頭下げることありませんよ」「クライアントにそんな口の聞き方あるか」

「お前呼ばわりしないでくれますか。言うべきことを言わないのは双方の不利益になります」

「礼儀っていうもんがあるだろ、何年この仕事やってんだ」

CMが炎上して、ランダーーの株価は下落。シェアは前年度より10%減、今、何とかしないでどうするんですか。

上層部は現状維持でってことですけど、その人たちが言う現状維持って何年前のことですか?

なんで炎上したのか分かってないんじゃないですか?」

「余計なことは言うな。本当に申し訳ありません」

「余計なことは言うな。仕事ってそういうものですか?お互い認め合ったり、

助け合ったりするのが、そこからしかいい仕事が生まれないんじゃないですか?

横暴が許された時代はとっくに終わってるじゃないですか。

一緒に仕事する以上、最低限の敬意は払ってください。

あー、それから学生時代のスポーツの実績がそのまま会社のヒエラルキーとか面白すぎますよね。

仕事とスポーツ一緒にするってどういう」

クライアントが両手で机を思いっきり叩いた。

「お前は何もわかってない。耐えた者だけが勝つ。その道を追求したものだけが勝つ!

そんなこともわからないやつにうちの仕事が任せられるか!!この案件はベーシックオンに任せる!!」

クライアントは大激怒した。

「承知しました。20th記念サイトは弊社ではなく他社にお願いするということでよろしいでしょうか?

弊社は御社のご意向に従うまでです。お返事お待ちしてます」そういうと種田はさっさと会議室を出て行ってしまった。

あわてて東山と来栖もその後を追った。

 

2人は困惑していた。種田は動画を見た後、制作本部長に事情を話しにいっていた。

「あの会社の体質はCM炎上前と変わってない。取引きするのは危険だって。

本部長の元にもよくない噂は届いてた。

「手を引いたほうがいいな。ただし、契約上、うちからは降りるな。

ランダーから切られるようにしろ」種田は先ほどのやり取りをボイスレコーダーで録音していた。

「これで先方が正式に断って来なかったらまた、別の手を考えるか」

「それならそうと言ってくださいよ」

「思ったより根回しに時間がかかった」東山と来栖はほっとした。

「肝心なことは言わない癖よくないです!でも、ありがと」

「もしかして、東山さんと種田さんて・・いや、何でもないです」来栖は何かに気づいた。

 

数日後、クライアント先のブラックな実態が週刊誌で取り上げられていた。

「東山、これ見た?未払いですって」

「これヤバイですね。20thの販促やら何やら中止になるかも知れないですね」日下さんも転職したようだった。

福永は大きな仕事が無くなったと嘆いていたが、種田はリリース前でよかったのではとフォローした。

 

東山は桜宮と2人で話していた。「せっかくがんばってくれたのにこんなことになっちゃって」

「いいんです。肩の荷が下りました。相手に気を持たせたほうが仕事がうまくいくと思ってたんですよね。

私程度の腕じゃ、デザインより人付き合いで仕事取るしかないと思って。

でもウェア着ろって言われた時はさすがに情けなかったです」桜宮もやはり無理をしていた。

泣き出してしまった桜宮を東山は慰めた。「桜宮さん、腕あるよ。だから自分を大切にして仕事しよう」

「そんなこと言ってくれたの東山さんだけです」「無理しないで次いこう」

 

愁からは情報が間に合わなかった謝罪のLINEがきていた。愁は書きかけの履歴書を見て何かを思い悩んでいた。

 

桜宮は仕事の契約期限が終わり、会社を去ることになった。

「東山さん、本当にお世話になりました」「これからどうするの?」

「友人たちと一緒に新しいデザイン会社を立ち上げることにしたんです」「また仕事しようね」

「吾妻さん、いろいろ教えてくださってありがとうございました。私もあんなサイト作れるようになりたいです」

「桜宮さんならできるよ」2人は握手をして別れた。

 

東山は今日も定時で上がろうとした。

すると、こっそり賤ヶ岳八重(内田有紀)が種田が独立する噂があるという話を持ちかけてきた。

「種田さん、この会社から居なくなるかもよ」

 

感想

パワハラ・セクハラの場面は見ていて考えさせられる話でした。

女性だからで断れない場面、ありますよね。

クライアントとの最後の修羅場で種田さんがきてくれた時はほっとしました。

次回は種田、東山、諏訪での3人の恋愛関係も何やら起こりそうでどきどきします。

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