定時で帰る!残業ゼロ!吉高由里子が主演のTBS火10ドラマ
「わたし、定時で帰ります。」の第4話のあらすじとネタバレです。
福永清次(ユースケ・サンタマリア)は社長と常務を接待していた。
「働き方についてもしっかり管理、お願いしますよ。今はいろいろうるさいですから」
常務から吾妻徹(柄本時生)がサービス残業しているという噂があると聞いた
福永は種田晃太郎(向井理)に何とかするよう電話した。
「吾妻、いったん退勤ボタンを押して会社を出たあと、また夜中に戻ってきて働いてるらしい。
カードの入退勤記録で発覚したって。あいつの仕事量ってどうなってる?」
「そんなに多くないと思う」
「だよなぁ、じゃあなんで」
そこにデザイナーの児玉剛(加治将樹)が飲みすぎて終電を逃し会社に泊まろうとした時、
会社の近くの銭湯から寝巻きのような格好で出てきて会社に戻る吾妻を見かけたと言ってきた。
「残業って言えば残業なんでしょうけど。ちょっと仕事したら夜食食ってあげく、寝袋で爆睡ですからねー。あの人、会社住んでます」
福永は吾妻に「何やってんの君は。サービス残業やるならうまくやってよ。社長に目つけられたじゃない。
君、遅刻も多いよね。遅くまで残って」と注意した。
しかし吾妻は「誰にも迷惑かけてないし、遅刻じゃありません。午前半休でちゃんと処理してます」と開き直っていた。
福永の小言は東山結衣(吉高由理子)にも飛んできた。
種田はフォローがてら東山に効率アップのやり方を教わるよう提案したが、吾妻は気を悪くして席を立ってしまった。
賤ヶ岳八重(内田有紀)と東山がいつもの居酒屋で飲んでいると三谷佳奈子(シシド・カフカ)がやってきた。
「定時で帰ってもやることないんです。ここで飲むくらいしか」
「最高じゃないですか」
「吾妻だってそうだよ。夜中まで会社でダラダラ過ごすなんてもったいない」
「定時になったら一刻も早く会社から出たいですけどね。なんで、自分からサービス残業なんて」
「吾妻ももったいないよね。せっかくあんないい腕もってるのにあんなだらしない働き方したら仕事ができないって思われても仕方ないよ」
「それなりにがんばってきたのにもっとできるようになれって煽られるのもなかなかツライんですよね。
向上心とか志とか言われたらちょっとしんどくなっちゃう気持ちわかる気がするなぁ」
吾妻はその日もサービス残業していた。目標シートには特になしとしか書けなかった。
次の日、他の案件で忙しい児玉の代わりに派遣のデザイナーがやってきた。
やってきたデザイナーは以前、東山が彼氏の諏訪巧(中丸雄一)のインスタで見かけた女性だった。
桜宮は諏訪の元同僚だった。インスタの写真は桜宮が辞めた時のお別れの会の写真だった。
翌日、ランダースポーツの打ち合わせで吾妻はクライアントの質問にそっけない態度を取った。
また、吾妻は福永に小言を受けた。
しかしその後、桜宮に自分の作ったサイトを褒められた吾妻は少し気をよくしたようだった。
「こんなの作れるエンジニアとご一緒できたらなぁって思ってたので。吾妻さん、よろしくお願いします」
その後、会社に戻りにチームの制作会議を行った。
「吾妻さん、コーヒーいります?」
「要らない。ここのコーヒーまずいんだもん」東山が残業はしないようにしようと言うと桜宮は喜んでいた。
その日も吾妻は残業する気満々かと思ったが、桜宮が定時に会社を出るとあわててそれを追いかけるように吾妻も会社を出て行った。
エレベーターを待つ場で一緒になった吾妻は桜宮に声をかけられた。
「吾妻さん、そういえばこの後、ちょっと付き合ってもらってもいいですか?
吾妻さん、会社のコーヒー美味しくないって言ってたじゃないですか。
私も正直いまいちかなって思ってたんで違う豆持っていってみようかなって」
2人はコーヒー豆の店にいって仲良くコーヒーをテイスティングした。
次の日、桜宮は会社に手作りのお菓子を持参した。吾妻はあれ以来、定時で帰っていた。
しかし、東山がタスク表を確認すると吾妻だけ作業が遅れていた。
「あのさ、この前言ってた効率アップの方法、やっぱり教えてもらってもいいかな」吾妻は東山にお願いした。
東山は吾妻に自分の作業の効率化のやり方を説明し、紙にまとめたものを渡した。
「結構大変だけど、やってみるよ」「うん、頑張ろうね」吾妻は俄然やる気を出していた。
福永は東山に結婚の話を持ち出した。そこにやってきた種田に東山は結婚することを報告した。
休みの日、東山と彼氏の諏訪は2人の新居を探していた。
2人はお互いに心配していたことを話し合い安心した。
吾妻は東山に教わった方法をきちんと実践していた。
そして児玉と来栖に女性の食事の誘い方を聞いた。2人には吾妻が桜宮を気にしていることはバレバレだった。
その日も定時で上がった吾妻は桜宮を食事に誘おうとしたがうまく誘えず、
そこに通りかかった東山と3人で食事に行く約束をした。
東山は愁(桜田通)に3人での食事の場所を調べてもらっていた。
「うらやましいです。僕の会社にもユイさんみたいな人がいてくれたら今頃僕は」
LINEの返事をそこまで打ちかけた愁は、結局その文章を東山には送らなかった。
次の日、東山と吾妻と桜宮はご飯にいった。
お店のシェフは「30歳で自分の店を持つ」という夢を叶えていた。
「すごーい。がんばって夢叶えられたんですね。素敵です。そういう往き方憧れちゃう。
吾妻さんもう30歳ですよね、私なんてもう28歳だし、同世代の活躍聞いていると刺激されちゃいますよね。
吾妻さん独立とか考えてらっしゃるんですか?」「いえ」
「えー腕もあるのにもったいない!なんか夢とかないんですか?ありますよね?
私は今よりもっと上を目指していきたいです。自分の可能性を試していきたいんです。
もっといろんな経験をして」桜宮の言葉に吾妻は気をそがれたようだった。
「なんかすごかったね、店長さん。でも、あんな風に生きられる人なんてごく一部だし。
なんか夢とかないんですか?ありますよね」
吾妻は桜宮のその言葉が胸に突き刺さっていた。
次の日、最近はずっと定時に来ていた吾妻が午前の半休を取った。
前日吾妻がクライアントにアップしたデータが間違っていたが電話はつながらず、クライアントへの提出期限が迫っていた。
データは代わりに種田が修正してアップし直した。出社した吾妻はまた、福永に怒られた。
種田と東山はフォローしたが、吾妻はまた自分の殻に閉じこもってしまった。
「吾妻、そうとう堪えてるね」
「私のせいです。私がプレッシャーかけたせいで」
「東山のせいじゃないよ」
「人を変えようとするなんて傲慢です。最低でした。」
「でもさ、悪いことばかりじゃないんじゃないの。あいつ、前より皆とコミュニケーション取るようになったし。
それってさ、仕事の上でも大事なことでしょ?本人自覚ないかもだけど、ちゃーんと成長してる。
後は、マイナス思考の沼からどうやって抜け出すかだよね」
「まぁ、気にかけてくれる人がいるってのはありがたいことだよな」
その言葉を聞いた東山は吾妻と話をするために会社へ戻った。
「人生70万時間のうち40万時間は家で過ごすって言われてるみたいだけど。
ずっと会社に居たらちょっと計算変わってくるよね」
「どこで何万時間過ごそうが人生なんて暇つぶしだろ」
「暇つぶし。前から気になってたんだけど、なんで帰らないの?」
「家に帰ったってやることないし、アパートで一人で居るよりマシってだけ」
「家で一人で居たくないから会社に泊まってたの?」
「その方が気がまぎれる。何にもない人生のこと考えると気が滅入っちゃうから。
将来どうなりたいわけでもないし、どうせ出世も出来ないだろうし。才能もないし、夢もないし、楽しみもない」
「そんなことないんじゃない?」
「じゃあ何があるの?」
「給料日!私たちには給料日がある。私はそれを楽しみにして生きてるよ。意外と皆そんなもんじゃない?」
「給料なんてもらっても別にやりたいことなんてないし。」
「まだ見つけてないだけかも。私は定時で帰ってドラマみてビール飲んで好きな人とおしゃべりして。
そういう時間を楽しめたらそれでいいかなって。その程度かって言われるかもしれないけど、私にとってそれが一番の幸せだから。
やりたいことって別に大きな夢とか目標じゃなくても、自分が楽しめることだったらなんだっていいんじゃないかな。
人生の使い方なんて人それぞれなんじゃないかなって思うんだよね。
そうそう最近会社のコーヒー美味しくなったよね」
そういうと東山は帰っていった。
次の日も、吾妻は前と変わらず残業していた。
その日も定時で帰りいつもの店で飲んでいた東山の元に種田がやってきた。
「そういえば吾妻、今さっき急いで帰っていったよ」
吾妻は以前、桜宮ときたコーヒー豆の店に行っていた。
「あの、家でもコーヒー飲みたいんですけど、何買ったらいいですか」
自分のお代まで払ってさっさと店を出た種田を東山は店の外まで追いかけた。
すると、そこにはタクシーに乗り込むよう促される桜宮と福永の姿があった。
種田はその光景を見て何かを思うのだが、東山はそんな2人に気づいていなかった。
感想
夢も将来の希望もないという吾妻の言葉は少しわかる気がします。
全員夢を持って叶えるのが正しいわけではないんじゃないかなと思います。
福永のイライラした演技がすごく見ててしんどいのですが、
次回も何かやらかしそうで気になるような怖いような。こういうすぐ怒る人っていますよね。